[日语学习网]社会:茨城８人殺傷、捜査態勢に不備

茨城県土浦市で７２歳の男性を殺害したとして指名手配されていた男が通行人８人を次々と刺し、１人が死亡した事件です。駅で警戒に当たっていた警察官たちが無線を持っていなかったなど、警察の捜査態勢の不備が次々と明らかになりました。
茨城県土浦市で２３日、男女８人に切りつけた金川真大容疑者（２４）。逮捕容疑は、今月１９日に土浦市の三浦芳一さん（７２）を殺害した疑いです。
持っていたリュックサックの中からは、事件翌日に発売されたゲームソフトが押収されました。金川容疑者は高校卒業後、アルバイトで生活。ゲームに明け暮れていたといいます。
「趣味はゲームじゃないですか。格闘ゲームが好き」（金川容疑者の後輩）
５年前、秋葉原で開かれたゲーム大会では準優勝。写真にはゲームに熱中するロングヘアの金川容疑者が写っています。
「ちょっとキレやすい一面があった。（ゲームに）僕が３回勝つと機嫌が悪くなる」（金川容疑者の後輩）
金川容疑者は事前に包丁やサバイバルナイフを購入、三浦さん殺害の数日前に自分の口座からおよそ４０万円を引き出して犯行に及ぶなど、計画的な一面を見せています。
取り調べに対し、「自分の出身の小学校を襲うつもりだったが、卒業式で人が多くあきらめた」「自分の妹を殺そうとしたが、いなかったので三浦さんを殺害した」「人を殺したかった。殺すのは誰でもよかった」と供述。さらに、２３日の犯行については、「駅に着いたときに７、８人殺そうと思った」と供述しています。
この事件では、警察の捜査態勢の不備が次々と明らかになっています。金川容疑者とみられる男がホームから改札を出て行くのが防犯カメラの映像に映っており、改札口で張り込みをしていた捜査員は金川容疑者を見逃していたことになります。また、捜査員は無線機を携帯していなかったため、事件が起きた後も他の捜査員にすぐに連絡できなかったことを認めました。
なぜ犯行は防げなかったのか、あらためて捜査態勢の検証が求められています。（24日21:46）
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