埼玉県熊谷市で飲酒運転により９人が死傷した事故で、同乗者の男２人が危険運転致死傷のほう助の罪に問われた裁判員裁判で、さいたま地裁は懲役２年の実刑判決を言い渡しました。
この事故は３年前、熊谷市で飲酒運転の車が対向車と衝突し９人が死傷したもので、大島巧被告（４８）と関口淳一被告（４６）は、車に同乗して飲酒運転を黙認するなどしたとして、危険運転致死傷のほう助の罪に問われています。
「きょう、この日が自分たちの思いが伝わり、いい判決が出ると確信している」（判決を前に遺族）
これまでの裁判で、大島被告らは無罪を主張していましたが、１４日の判決でさいたま地裁は、「運転していた男が正常な運転が困難な状態と認識しながら走行に了解を与えた」などと指摘し、懲役２年の実刑判決を言い渡しました。
さいたま地検によりますと、同乗者が危険運転致死傷のほう助の罪に問われるのは、裁判員裁判では初めてだということです。（14日11:32）
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