２０１６年の夏のオリンピックの開催候補地である東京、シカゴなど４都市が１７日、ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会の委員に対す るプレゼンテーションをスイスで行いました。 今回のプレゼンテーションは、２０１６年夏のオリンピック招致レースで混戦を演じている東京、シカゴ、リオ、マドリードの４都 市が、開催地決定の投票権を持つＩＯＣ委員９０人余りに直接訴えたものです。 「東京のプレゼンテーションは非常にち密で、完ぺきだった」（石原慎太郎東京都知事） シカゴに続いて登壇した東京は、石原都知事が、既に４０００億円の運営資金は確保したと訴えたほか、ＪＯＣの竹田会長らも治安 と環境のよさなどをアピール。東京の招致関係者は、いい感触を得たと強調しました。 プレゼンテーションはすべて英語で行われましたが、一方、委員からは、東京の暑さや国内での開催支持率の低さについても質問が あったということです。 （今後の意気込みと展望について） 「展望がないわけじゃないよ。展望がないと分かってたらやらないよ」（石原慎太郎東京都知事） ＩＯＣの委員が４都市のアピールをどう受け止めたかは、まだ見えません。決定までの３か月、水面下での戦いが激しさを増しそう です。（18日10:38）

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