アメリカの新しい対北朝鮮政策チームが、6か国協議の進め方などを中国・日本・韓国と話し合うため、アメリカを出発しました。 不調に終わった去年12月の6か国協議からおよそ3か月、オバマ政権の対北朝鮮政策チームが2日、中国に向けて出発しました。 ヒル国務次官補に代わってチームを率いるのは、北朝鮮問題担当特別代表に任命された、ボスワース元駐韓大使。しかし、6か国協議の首席代表には、次席だったソン・キム氏が昇格するといいます。 なぜボスワース氏が首席代表ではないのか。そこには、北朝鮮との交渉パターンを変えようという、アメリカ側の思惑があります。 「ボスワース氏は大統領の特使として北朝鮮問題に取り組む最高責任者です。北朝鮮側は、それなりのレベルの人物を協議の場に出してきて然るべきです」(ソン・キム6か国協議担当特使) キム・ゲグァン外務次官より格上の人物を交渉のテーブルに引っ張り出そうというのです。アメリカ側は、今回の日・中・韓訪問中に北朝鮮にも対話に応じるよう呼びかけていますが、今のところ反応は無いということです。 6か国協議の再開に向けて、どちらが交渉の主導権を握るのか。アメリカと北朝鮮の駆け引きは既に始まっています。(03日08:01)
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