南米チリの鉱山で起きた落盤事故で、地下に閉じ込められた作業員３３人を救出するためのトンネルの掘削作業が早ければ現地時間８日にも完了し、週明けに救出が行われる可能性が出てきました。
８日、チリ政府のゴルボルネ鉱業大臣が現地で会見を開き、全長６２０メートルの救出トンネルの掘削作業が早ければ現地時間８日、遅くとも９日午前には完了する見通しであることを明らかにしました。
「きょう（８日）中か２４時間以内、明日の明け方までには貫通する見通しです。
ドリルの部品の交換などにかかる時間によります」（チリ・ゴルボルネ鉱業大臣）
掘削終了後の調査を経てトンネルの内壁を補強する管を設置するかどうかが決められますが、管を設置しないと判断した場合、最短で掘削作業完了の３日後から救出が可能だということです。レスキュー隊は１１日から現場で待機することになっています。
Ｑ．救出されたら？
「息子を強く抱きしめるわ。息子に会える日が近づいてきたからドキドキハラハラしています」（作業員の母親）
また、地下に閉じ込められている作業員３３人に対してはすでに救出時の手順の確認などのシミュレーションが行われていて、救出作戦は大詰めを迎えつつあります。（09日11:39）
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